2025年10月
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トイレのブーン音を今すぐ止めたい時の応急処置
深夜や休日など、すぐに専門業者を呼べない時に限って、トイレから「ブーン」という異音が鳴り響き、頭を悩ませることがあります。この耳障りな音を今すぐ止めたい、そんな時に誰でもできる最も確実な応急処置が「止水栓を閉める」ことです。トイレの止水栓は、通常、便器の側面や背面の床、あるいは壁から給水管が出ている部分に設置されています。多くはハンドル式か、マイナスドライバーで回すタイプです。この止水栓を時計回りに回すと、トイレタンクへの給水が止まります。異音の原因がタンクへの給水が止まらないことによる部品の振動であれば、この操作だけで音はピタリと止まるはずです。これで、少なくとも一時的な静寂を取り戻し、睡眠や休息を妨げられることはなくなります。ただし、止水栓を閉めている間は、タンクに水が供給されないため、新たに水を流すことができなくなる点には注意が必要です。家族がいる場合は、そのことを周知しておく必要があります。もし、異音の原因が温水洗浄便座の脱臭ファンなどにあると思われる場合は、便座の電源プラグをコンセントから抜くという方法も有効です。これで音が止まれば、原因は便座本体にあると特定できます。これらの方法は、あくまでも根本的な修理を行うまでの一次的な対策です。音を止めることができても、原因となっている部品の劣化や不具合が治ったわけではありません。応急処置で一時的に安心したとしても、放置すればいずれ再発したり、別のトラブルを引き起こしたりする可能性があります。まずはこの方法で音を止め、落ち着いた状況で専門業者に連絡し、根本的な原因の調査と修理を依頼することが重要です。