洗濯乾燥機が乾かない!原因と対策を徹底解説【プロが教える】

洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までを一台でこなせる便利な家電製品ですが、「洗濯物は乾燥までしたのに、なぜか乾いていない」という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。今回は、洗濯乾燥機が乾かない原因を、プロの視点から徹底的に解説します。また、自分でできる対策から、専門業者に依頼する場合の判断基準まで、詳しくご紹介します。まず、洗濯乾燥機が乾かない原因として、最も多いのは、フィルターの目詰まりです。洗濯乾燥機は、乾燥時に、熱風を循環させて洗濯物を乾燥させますが、フィルターがホコリや糸くずで詰まっていると、風の通りが悪くなり、乾燥効率が著しく低下してしまいます。また、乾燥フィルターだけでなく、排水フィルターも詰まっていると、乾燥時間が長くなったり、乾燥が不十分になることもあります。次に、洗濯物の入れすぎも、乾燥が不十分になる原因です。洗濯物を詰め込みすぎると、風が通りにくくなり、乾燥ムラが発生したり、乾燥時間が長くなったりする可能性があります。そして、洗濯機の設置場所も、乾燥に影響を与えることがあります。風通しが悪い場所に設置していると、乾燥効率が低下する場合があります。さらに、洗濯機の故障も、乾燥が不十分になる原因の一つです。これらの原因を踏まえ、まずは自分でできる対策を試してみましょう。洗濯乾燥機は、温風を洗濯槽内に送り込み、洗濯物を乾燥させます。洗濯物を入れすぎると、洗濯槽内の空間が狭くなり、温風が洗濯物全体に届きにくくなります。そのため、乾燥ムラが発生したり、乾燥時間が長くなったり、十分に乾かないまま乾燥が完了してしまうという状態になるのです。また、洗濯物を入れすぎると、洗濯物が重なり合い、温風が当たる部分と当たらない部分が出てきて、乾燥ムラの原因になります。次に、正しい乾燥量の目安についてです。洗濯乾燥機の機種によって、乾燥できる洗濯物の量は異なりますが、一般的には、洗濯容量の半分から3分の2程度が、乾燥量の目安とされています。例えば、洗濯容量が10kgの洗濯乾燥機であれば、乾燥容量は、5kgから7kg程度が目安となります。乾燥容量を超える量の洗濯物を乾燥させると、乾燥効率が低下し、十分に乾かない原因になります。洗濯乾燥機を使用する際には、洗濯物の量を守り、正しい乾燥量を把握し、洗濯物を入れすぎないように注意しましょう。