電子レンジのアース線が、届かない場合や、他の家電製品とアースを共有したい場合など、アース線を延長したり、分岐したりすることを考えるかもしれません。ここでは、アース線の延長や、分岐は危険なのか、その注意点について解説します。まず、アース線の延長についてです。アース線が、アース端子まで届かない場合は、アース線を延長する必要があります。しかし、アース線を延長する際には、以下の注意点があります。1つ目は、必ず、アース線と同じ太さの電線を使用することです。細い電線を使用すると、電気が流れにくくなり、アースの効果が十分に発揮されない可能性があります。2つ目は、接続部分を絶縁することです。アース線の接続部分は、電気を通してしまう可能性があるため、絶縁テープなどで、しっかりと絶縁する必要があります。3つ目は、アース線の接続箇所を、できる限り少なくすることです。アース線の接続箇所が増えるほど、接触不良のリスクが高くなります。次に、アース線の分岐についてです。複数の家電製品のアース線を、1つのアース端子に接続したい場合は、アース線を分岐する必要があります。しかし、アース線を分岐する際には、以下の注意点があります。1つ目は、アース端子の容量を超える電気を流さないことです。アース端子の容量を超える電気を流すと、アースが機能しなくなり、感電のリスクが高まります。2つ目は、アース線の接続箇所をしっかりと固定することです。アース線の接続箇所が、緩んでいると、接触不良を起こしたり、感電の原因になる可能性があります。これらの注意点を守り、アース線を延長したり、分岐したりする場合は、慎重に行うようにしましょう。もし、不安を感じる場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。