我が家のトイレはリビングの隣にあり、音が響きやすい構造でした。そのため、家族だけならまだしも、来客があるときは特に気を使うことが多く、トイレを使用するのが少しストレスになっていました。音を気にして、なるべく短時間で済ませようと急いでしまうこともあり、「こんな小さなストレスが積み重なるのも良くないな」と感じるようになりました。そこで、思い切ってトイレの防音を重視したリフォームをすることにしたのです。 まず最初に業者に相談し、問題点を洗い出してもらいました。トイレの音が響く大きな原因は、薄い壁とドアの隙間にあることがわかりました。また、トイレ自体が古いモデルで、洗浄音が比較的大きいことも原因の一つでした。このような具体的な問題が明らかになったことで、防音対策をどのように進めるかの方向性が見えてきました。 リフォームでは、壁に防音パネルを取り付けることにしました。この防音パネルは、音を吸収するだけでなく断熱効果もあるもので、結果的にトイレ内の快適性も向上するというメリットがありました。また、ドアについては防音仕様のものに交換しました。新しいドアは密閉性が高く、音漏れを大幅に軽減してくれるものでした。これらの変更だけでもトイレの音が格段に静かになり、家族全員がその効果を実感しました。 さらに、トイレ自体も最新の静音モデルに交換しました。このトイレは洗浄音が非常に小さく設計されており、水を流す際の音がほとんど気になりません。特に夜間の使用時にはその静かさが際立ち、リビングや寝室に音が響くことがなくなりました。トイレの床には厚みのあるクッションフロアを敷き、便座周りにも吸音効果のある素材を取り入れたことで、内部からの音もさらに抑えられるようになりました。 リフォームを終えて、トイレが静音性に優れた空間に生まれ変わったことで、家族だけでなく来客時の気まずさも完全になくなりました。特に驚いたのは、音が気にならなくなったことでトイレを使う際の心理的な負担が軽くなり、日常の快適さが格段に向上したことです。防音にこだわったリフォームは費用がかかったものの、その効果と満足感を考えると、非常に価値のある投資だったと感じています。
投稿日